布川事件で感じたこと

布川事件って最近報道されるまで知りませんでした。聞いたことはあったかもしれませんが。

今回のような冤罪はよくある話で,相変わらず検察は批判されて然るべきことをしているなと思います。単純に。
彼らがいなければ日本では犯罪が横行してしまうという意見もありますが,そもそもは一般民間人が平和に暮らせるように犯罪を取り締まる必要があるのであって,犯罪を取り締まるためになんでもしていい,無関係者を捕まえていいというのでは理屈が逆行しています。

また,メディアでの報道は無罪確定という面ばかりが強調されますが,これはつまり真犯人は他にいることを意味しています。被害者家族の思いはどうなるんでしょうね。
そもそも無罪を主張し続ける人を犯人だと思えるのでしょうか?被害者としては,きちんと加害者側が事実を認めることで初め一区切りつくような気がします。

今後検察が訴えられる可能性もあると思いますが,その際に生じる慰謝料などは誰が払うのでしょうか?国ですよね。国は税金から払いますね。つまり検察の質が悪いことは国民にとってマイナスですね。