携帯電話(スマートフォン)のオールIP化
通信のオールIP化,実は結構昔から議論がなされていて,5年前の記事とかでも今後は音声とデータが一緒にまとめられるだろうというような話も出ていた。
今回,コスト高だったDoCoMoのT01Aを解約し,自分にあったプランを模索していたところ,自然とオールIP化へといきついた。
さきに,今回新しく用意した携帯電話の状態を説明すると,以下のようになる。
・S42HW(EMobileから発売されている。SIMフリー。Android。)
・b-mobile 120日1GBデータ通信SIM
・BlueSIPフォン(モバイルIPフォンアプリ)
これまでのスマホのパケット使用量をバイト数換算すると,どうも1か月に50MBも使っていなかった模様(^_^;)メールもPCからウェブメール多用してたし,他には地図くらいしか見なかったからね。それでも定額プランの上限には達しているから,なんともせこい2段階制だと改めて思った。
個人的な都合により,どうしてもdocomoかauの回線が欲しかったので,MVNOのb-mobileを選択した。さきの計算から,データ使用量の点からもリーズナブルだし。
ここで電話回線付のSIMにすると,あまり価格面でのメリットが得られないので,モバイルIPフォンに着目。どうも多くのモバイルIPフォンはwifi使用を前提としているらしく,音質を優先するあまり3G回線ではとてもじゃないが使えない。その点,BlueSIPフォンは音質は低下するものの,普通に会話が可能。声にシャカシャカ感がでるが,本当に必要なら電話回線だけ別の携帯電話を契約するのがよろしいかと。
おまけでいうと,DoCoMo解約に伴い,それまでのmopera(ISP)も解約となると告げられた。こちらとしてはただでさえ使えないmoperaをメールアドレスを維持するために契約すると言っているのに。なんとも不可解。
仕方ないのでレンタルサーバーで独自ドメインのメールアカウントを作成した。
かくして,電話番号は050から,メールアドレスは世界で1つのドメインを持つ,一般には奇妙なスマホが出来上がりました。
モバイルIPフォンは初の試みなので,今後実用面でどういった支障が出るか,実際に試していきたいと思います。
さしあたっては,緊急通報ができないのはデメリットか。
運用は月3,500円程度。内訳は,
1.2500円(SIM1か月分)
2.637円
3.約300円(独自ドメインのメールアドレス)
家にいるときはwifiによる通信専用にすれば,電話も問題なく受けられ,かつ料金もかからない。