docomoとDNP

山に出かけていた間にたまっていた新聞をやっと読んで、docomoDNP電子書籍端末のプロトタイプを発表していたのを見ました。これでKDDIsoftbankdocomoの3キャリアから電子書籍端末とそのサービスが提供されることになるとか。

これはいいことだと思います。

5日のエントリーにも書きましたが、やはり書店が前面にでて電子書籍サービスを提供するには無理がある。そこで通信会社などがメインとなり、さらにメーカーはsoftbankのように制限がないとのことなので、理想的といえる。

docomoDNPの場合、丸善ジュンク堂が必然的に関連してくるし、KDDIとTOPPANの場合、紀伊国屋書店が関連している。こういった形での、電子書籍サービスなら、違和感なく浸透しそうだなと思いました。

一方、それ以外の書店はどうなるか?通信キャリアは、日本では主に3社であり、それ以外のキャリアと組んで同じようなことをやっても、ちょっと厳しいかもしれない。通信といえば、この3社というイメージが強いし、電子書籍=通信機能というのが必須であるため。

やはり、丸善ジュンク堂紀伊国屋書店以外の書店、つまり有隣堂三省堂は彼らに負けないくらいの空間的な価値とリアル書籍におけるサービスの提供が必要になってくるのではないか。もちろん、IT技術を駆使する必要があるのは言うまでも無いが、私の乏しい経験から心配してしまうのは、大きな書店ほど保守的だったりするので怪しい。