はじめて知りましたが

計量文献学、計量文体学というものがもうかなり前からあるんですね。村上征勝さんという同志社大学の教授が日蓮の三大秘法禀承事が真作であることや源氏物語の宇治十帖が違う作者であることを数量的な分析からつきとめるというのはとても面白いと思いました。

そしてこの計量文献学、計量文体学は、小説の世界観の検索につながりそうな気がします。

小説の雰囲気を解析する研究をしている方もいらっしゃるみたいです。1)雰囲気の検索と世界観の検索、近いものがあると思います。

ただこれらの手法が用いる「句読点の分布」「読みでの文字数」「文章表現方法・多頻出言語」といった特徴は、結局内容との関連づけがないので、ボクが求める世界観の表現にはつながらないと感じています(しっかり理解してから書くべきですが、間違いがあれば訂正します)。





1)望月朝香, 鈴木泰博. 小説における文体印象解析の試み. 情報処理学会研究報告 数理モデル化と問題解決研究報告. 2007(128), 179-182, 20071220.