バイクリボンのバーエンドキャップ型リ


ボクはある本屋でアルバイトをしているのですが、社員さんと夜ご飯をご一緒させてもらったときに、

「この小説と同じような世界観の小説を紹介してほしい」

という問い合わせが少なくないというお話を聞きました。

ボクは情報検索を専門(まだまだ未熟過ぎであることを予め断っておきますが)とするので、社員さんがそんな話を振ってくれたわけですが、これは意外な発見でした。

なぜなら、

1.そもそもボクは小説があまり好きではないので読まない

2.専攻で教わってきた印刷物などの体系化と明らかに異なる視点

であったからです。

自分が関心を寄せないものに対しては新たな発見もないということを改めて認識させられましたねー。

公共図書館で勤められていた方にもそういった問い合わせってありますかと聞いたところ、そういった質問を受けたことは何度かあるらしく、またその方自身もそういったニーズを持たれていました。

で、ボクはこれを修士論文のテーマの中心的な軸にしようと思ったわけです。なんとも単純ですが。(そもそも修士に学問をしに来たというより勉強する時間が欲しい程度の動機だったので、これがやりたいから来たっていう強いものもなく、うってつけだったと)

まあでも、外から得られる情報に対していかに素直に耳を傾けられるかは、重要なことだと思います。もちろん自分の内の声に対する素直さも同様に。

まだ対して先行研究を網羅的に調べられてはいないのですが、海外ではインターネットなどが普及する以前には小説を分類する専用の枠組みを作ることが研究されていたみたいです。日本では行われていないみたいですけど。

で、ある文献に「小説が生まれた文化圏(国)ごとにこれらの枠組みは作らなければいけない」という風に書かれていました。まあ確かに英文学と国文学を同じ枠組みでちょっと無理があると、詳しくないボクでも感じます。

ということは、「小説の分類表(日本版)」を構築すればそれだけで修士論文になるんじゃないか?みたいに思えています。現段階では。

これを「世界観の検索」の第1歩としてうまくまとめられたらなーと思っています。


今日は久々に晴れてるんで、荒川まで自転車で行って、あえて走らず読書してこようかな。